2022/10/27
老若男女に人気のもつ鍋
モツのぷりぷりとした食感や凝縮された旨味は、何度も食べたくなる味わいです。また、もつ鍋は野菜、モツなど多くの食材を一度に食べることができ、老若男女を問わず人気の鍋料理です。そんなモツのルーツやおいしい食べ方をご紹介いたします。
もつ鍋は終戦後間もない頃に、炭鉱夫として働いていた朝鮮半島の人々により考えだされました。その時にアルミ鍋を用いて、ホルモンをニラと一緒に炊き、醤油で味付けしたのがもつ鍋のルーツとされています。
また、1960年になるとごま油で炒めた唐辛子とモツ、ネギ、味付け調味料を入れて、すき焼き風にアレンジして食べられるようにもなります。もつ鍋にホルモンが使用されているのは、関西弁の「放るもん」からきており、食材には使えない動物の内臓を使用したことが由来です。もつ鍋は戦後の食糧難を支えた料理の一つだったということが分かります。